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2006年10月02日

会社価値の評価法(3)

前回は会社価値の試算方法で、企業の収益を
基準とする方法をご説明しましたが、今回は
公開企業の市場価値から類推する方法を
ご紹介いたします。

1.類似業種比準法

これは評価する会社が属している業種の平均
株価をもとにして、これに評価する会社と
その業種の公開企業の配当金、利益、純資産額を
算出した比重割合を出します。

相続税法ではこの方法が採用されていますが、
M&Aでは類似業種の会社の平均値の算出根拠が
あいまいで、妥当性を検証するのが難しい
です。

2.類似会社比準方式

これは比較する対象が同業者ではなく、同規模
の会社の売買価格を基準とします。

ちょうどそのような会社があればいいですが、
実際は特殊なケースが多いので、その比較対象を
探すのが大変です。

また、仮に同規模の会社が見つかっても、評価
会社が債務超過となっていたり、無配となって
いたり、事業規模が極端に低い場合は、この方法
で会社価値を出すのは難しい場合があります。

以上、3つの方法の概略を説明してきましたが、
どの方法も一長一短があり、どの方式でないと
駄目ということではなく、ケースバイケースで
売り手と買い手が合意する方式での価格設定と
なります。
posted by Mark at 17:26| M&A基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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