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2006年09月27日

会社価値の評価法(2)

前回は、会社価値の試算で時価純資産価額法を
ご紹介しましたが、今回は企業の収益価値に着目
した評価方法についてご説明します。

1.収益還元法
これは会社の予想税引き後利益を資本還元率で
割って算出する方法で、毎年いくら収益を稼ぐ
かを出してその元本の大きさを決まるものです。

たとえば、1億円の定期預金があり、毎年金利
が5%として毎年500万円稼げたとします。

リスク要因は別として、このような状況であれば
毎年500万円の収益を稼げる会社は1億円の
価値があるとみなす訳です。

2.DCF(Discounted Cash Flow)法
これは、評価対象会社の将来のキャッシュ
フローを予測し、現在価値に直す方法で、
アメリカではこの方法が一般的でした。

(1)の収益還元法では、将来価格であるのに
対して、DCF法は将来のリスクや資本還元率を
予測して現在価値に直しますので、時価という
意味では(1)より優れています。

ただ、この方法を適用するには中長期の妥当な
経営計画を策定する必要があり、割引率の
根拠付けなどが難しいため、日本の中小企業の
資産評価に適用するのはまだ難しい状況です。

3.配当還元法
これは評価企業の配当金額を資本還元率で
除算して算出します。この方法は少数株主が
投資効率を算出するには適していますが、
会社を買収して経営権を握ることが考慮
されていませんので、M&Aの評価方法としては
あまり適していません。
posted by Mark at 01:56| M&A基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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